作家、角田光代さん

記憶に自信がない。確か、今朝のNHKかフジTVでのインタビューだったと思うのだが。
いま、ロードショー公開中の映画「八日目の蝉」の原作を書いた作家、角田光代さんがテレビに映っていた。この人の小説は読んだことも、映画も観ていない。ただ、新聞広告など、この作家の名前を目にする機会が増えてきているので、気になりインタビュー番組を観た。40歳を少し越えた女性だが、子供っぽい表情で可愛くて、ベイビー誘拐事件を書いた作家のイメージと大きなギャップを感じて、おもしろかった。
作家としての仕事ぶりがまた意外で、まるでOL風というか、オフィスに通勤するかのように朝9時とかから仕事場で仕事をはじめ、夕方5時過ぎに終業するといったやり方でのスタイルをとっている。人気急上昇で、仕事の依頼も相当多いはずである。しかし、決まった以上の仕事は引き受けない。多忙を極めている中にもしっかりと自分のペースを守っている。仕事だけでないことにも驚かせられた。何と、輪島功一のボクシングジムに10年も通っているとか。インターネットで検索したら、普通に、ブログ、ミクシーとかツイッターもやっていました。直木賞作家は意外にもごく普通の女性でした。
アナウンサーが「八日目の蝉」を書くことになったきっかけはとの質問に、「母性とは、母親しか持てないものなのか、考えてみたかった」と答えていた。誰でもがふと、何気なく感じる素朴な疑問をそのまま流さず、を豊かな想像力を使って、突き詰めて考えていく力、表現する力が天才と凡人の違いなのでしょうか。