10月の終わり

 10月19日の夜8時に愛犬チャーリーが永遠の眠りについた。後ろ足が弱って毎朝続いた散歩をやめて1年以上経過した。今年の1月からはウンチもオシッコも一切オムツ任せになった。それからは、オムツを替えてと訴える泣き声で、妻と私が交代で夜中に起きて介抱する日々が続いた。特に一日中そばで深い愛情を持って介護する妻の負担は限界近くに達していた。最後は眠るように安らかに天国に往った。18歳と7カ月。人間なら100歳近くまで長生きしたことになる。
 下の娘が小学校6年生の夏、ワンちゃんが欲しいといって、たまたま引き取り手を探していた親戚からもらい受けた。それから毎朝の散歩が始まった。毎朝元気に走った。ウンチとオシッコを始末するのが習慣となった。毎朝、玄関で見送り、毎晩、玄関で私の帰りを迎えてくれた。家族からは、チャーリーのおかげでパパの性格がやさしくなったと言われるようになった。18年余りいつも家族と一緒だった。チャーリーの思い出を胸に、これからはママとふたり、あらたなスタイルでの生活が始まります。チャーリー、ありがとう。やすらかに。

9月の終わり

 今夜、いままさに台風17号が接近中、関東地方を直撃しようとしているところである。
 今年の6月、なぜか図書館の棚で「矢沢永吉」のCDを取り出したのがご縁で不思議な魅力にとりつかれた。9月の終わりの今でも毎日のようにアイフォンで聴いている。矢沢サウンドとその歌いっぷりは飽きることがない。今年こそは、久しぶりに(実は大人になって初めてといってもいいくらい)生のコンサートに行ってみたいと思っていた。その夢が9月1日にかなった。横浜、日産スタジアムで行われた「矢沢永吉」の40周年記念コンサートに行ってきた。主催者の発表では観客6万5千人と言う。大きすぎるサッカー場の2階の一番上、ステージから一番離れた場所からホンマモンの永ちゃんの姿を拝見できた。永ちゃんは豆粒ほどの大きさだった。永ちゃんの迫力ある歌いっぷり、ファンへの感謝気持ち、永ちゃんファンの熱狂的な応援ぶりも予想どおりだった。
 昨日の夜、NHKが番組でその矢沢永吉を放送した。40周年のコンサートをバックに、62歳の矢沢永吉有働由美子アナウンサーがインタビューをした。はじめてコンサートで矢沢永吉に会い、唄を聴いた有働アナウンサーも相当興奮していた。インタビューの質問に「自分は臆病だから」と答えていた矢沢永吉を見て、歩んできた道は違うけれど俺と似てるな、と妙に親近感を覚えた。矢沢永吉のように、いつまでもハングリーであり続けたかった。
 自分らしく、また欲張りになってすこしでも追いついてやるか。加島祥造さんの「受けいれる」、「求めない」人間の生き方に憧れる一方で、いま、1年後輩の矢沢永吉との対抗を真剣に考えている私がいる。

8月の終わり

 この月も結局何もつぶやくことなく終わろうとしている。8月は何と言ってもロンドンオリンピックだろう。中でも、サッカーはなでしこが銀メダルを獲得、男子は準決勝で宿敵、韓国に敗れ、メダルなしに終わった。これだけが何とも惜しまれた。いま、ヤングなでしこと呼ばれる、アンダー20の女子サッカーの国際試合がテレビで放映され、楽しませてくれている。男子、女子共に4年後のブラジルでのオリンピックが楽しみだ。
 さて、今年の8月の話題としては、連日、猛暑が続いていることを記録しておかねばならない。大陸からの高気圧と太平洋高気圧が日本上空で重なり、高気圧がどっぷりと腰を据えて動かないせいらしい。9月のお彼岸を迎えるまで厳しい残暑が続くかもしれない。
 そして、私の毎日は、読書三昧が続いている。最近の傾向としては、経済、特に老後のお金に関する本、痴ほう症・ボケの本。人生哲学は、陽転思考の本、そして老子の思想は加島祥造さんの「求めない」「受いれる」が良かった。本も古典に返るのか。

7月の終わり

ブログを書く習慣がすっかり抜けてしまった。今日何か書かないと、7月、ひと月間一日も書かないことになり、ヤバイと思い書くことにした。今月は、月初めにメキシコから長女が子供二人を連れて、先週、25日に帰国するまで狭い我が家でにぎやかな時を共に過ごした。メキシコ・カンクンと日本・成田間は、片道だけでほとんど丸々一日かかる。母ひとりで幼い子供を二人、よく面倒見ながら長い旅を耐えてきてくれた。心からご苦労さんと言いたい。おかげで、楽しい孫との時間を持つことができた。5歳になる男の子の孫には、食事の時、好き嫌いをいうものだからつい大声を出して怒ってしまい、やさしいおじいさんにはなれなかった。帰国した翌日26日から、ロンドンオリンピックが始まった。開会式の前から始まったサッカーの予選で日本は、女子のなでしこ、男子の代表チームが共に期待以上の好ゲームを展開して勝利をものにしている。時差の関係で深夜のテレビ観戦で翌日の午後は、眠気が襲い困った。そして、先月は突然、矢沢永吉に狂ったが、8月は引き続き長淵剛にはまっている。デザイナー兼作家の西村佳哲さんのワークショップに出かけた。若い人たちと一緒に「仕事」について考え、話しあった。とてもいい時間を持てた。若い人たちの新しい仕事感に触れ、衝撃を受けた。頼もしく感じた。

永ちゃんにはまる?!

勤務先の近くでとても便利に利用させてもらっている北区、王子図書館の分室で図書の貸し出しカウンターで待っている間、たまたま近くのCDコーナーで永ちゃんのCDが目に入った。4枚ほどあった中の一枚だけをピックアップして自宅に持ち帰った。独特のしゃがれた声、叫びと硬質なサウンドに何故かしびれた。YAZAWAに対するこれまでのイメージが一変した。

日帰りバスツアーで尾瀬ヶ原に行ってきました。

テレビで見たまんまの景色でした。想定外は、サービスで配られた井上食堂のまいたけ弁当がうまかったことです。
はじめてのハイキングで、自分の歩くペースがわからず、帰りの出発時刻に遅れてはいけないと気を使い、時間を気にしながらのウォーキングはせわしなかった、というのが正直なところです。残念ながら、尾瀬ヶ原の自然を満喫するまでには至りませんでしたが、日帰りではじめての尾瀬、梅雨入りの時期に幸いにも雨に降られずにすんだのですから、上出来でしょう。往復のバスの中では、ひたすらiPhoneに収めた矢沢永吉に聞き入っていました。