10月の終わり

 10月19日の夜8時に愛犬チャーリーが永遠の眠りについた。後ろ足が弱って毎朝続いた散歩をやめて1年以上経過した。今年の1月からはウンチもオシッコも一切オムツ任せになった。それからは、オムツを替えてと訴える泣き声で、妻と私が交代で夜中に起きて介抱する日々が続いた。特に一日中そばで深い愛情を持って介護する妻の負担は限界近くに達していた。最後は眠るように安らかに天国に往った。18歳と7カ月。人間なら100歳近くまで長生きしたことになる。
 下の娘が小学校6年生の夏、ワンちゃんが欲しいといって、たまたま引き取り手を探していた親戚からもらい受けた。それから毎朝の散歩が始まった。毎朝元気に走った。ウンチとオシッコを始末するのが習慣となった。毎朝、玄関で見送り、毎晩、玄関で私の帰りを迎えてくれた。家族からは、チャーリーのおかげでパパの性格がやさしくなったと言われるようになった。18年余りいつも家族と一緒だった。チャーリーの思い出を胸に、これからはママとふたり、あらたなスタイルでの生活が始まります。チャーリー、ありがとう。やすらかに。