ハナミズキ


朝の出勤時、商店街の街路樹のハナミズキのさわやかな白いはなが目に飛び込んできた。先週、その同じ道を歩いていた時には、つぼみを持っていることさえ気にとめていなかった。それが今朝になって一斉に花開いた。桜の花をつぼみの時から開花まで追いかけているのとは対照的だ。
ハナミズキは、いまから約100年前、大正元年(1912)当時の東京市長尾崎行雄アメリカ、ワシントンD.Cへ桜(ソメイヨシノ)を贈った返礼として贈られたのが植栽のはじまりと言われている。今年も桜の花が散ったのを見計らったかのように、自分の出番を待ってましたとばかり、桜が散った今日一斉に花を咲かせた。我が家の前にもハナミズキの街路樹がある。白とピンク(薄紅色)2種類の木が交互に並んで美しい。
桜はさくらで美しい。そしてまた、ハナミズキも桜とは違った美しさでこころを和ませてくれる。