パラダイム転換の年

今年というより、今世紀最も大きな災害といってもいい3.11東日本大震災が起こった。地震の大きさも最大だったが、それ以上に津波による二次災害によって多くの死亡者、犠牲者と大きな被害が出た。さらに、その地震津波によって起こった福島第一原子力発電所の事故は、その事故処理にかかる国家費用と原発事故により避難を余儀なくされた福島県原発周辺住民の人たちはもとより国民全体に、今世紀あと数十年にわたって厳しい生活をもたらすことになるだろう。この自然及び人工災害が今年、他ならぬこの日本で起こったことに個人としての意味を考えなくてはならないと思う。自然を大切にすること、自然災害の脅威について学ぶこと、人間の力、科学の力には限界があること、人の幸せ、人の命のはかなさ、人・家族の絆と今を生きるということの大切さについても考えさせられました。いろんな場面でこれまでの価値観が見直されました。2011年は、「パラダイム転換の年」と名付けたい。そして、個人的にもサラリーマンを定年退職し、新たな人生をふみだして3年が経過しました。私自身も以前の生活スタイルから大きく変化している感じがしています。中でも私が特によかった思える変化は素晴らしい人たちとの出会い、さらに関係が深まったことです。
今年、お世話になった多くの皆さまに心から感謝いたします。そして新しい年は家族と、自分の仲間、周りの人々の何か役に立つことができるようにしたいと思います。最後に新年がよい年になりますようにお祈りいたします。