面接試験対策6カ条

今日は、新年早々に行われるキャリア・カウンセラー2級技能検定の実技(面接)試験のためのロールプレイの勉強会(2回目)に参加してきた。午前10時から夕方4時半過ぎまで、カウンセラー、クライアントの役割演技をそれぞれ3回行った。前回、一緒のグループに参加した人が、今日午後、またご一緒のグループで練習したあと、前回に比べ、随分と良くなったとほめられ、調子に乗って気分を良くしたが、実は、まだまだ基本的なことでの問題点がたくさん指摘された。

以下に今日の勉強会のふりかえりで得た教訓(6カ条)を整理しておきたい。
1.20分間の相談者との面接時は、相談者の話すがまま、相談者のペースに乗ってひたすら傾聴に徹すること。相談者が話はじめ、信頼感を持ってもらおうとして、味方だと思わせようとなれなれしい態度を見せたり、疲れている相談者を無理やり励まそうとする態度はヘタをすると逆効果をもたらすことになるので慎重に行わねばならない。

2.その間、あいづち、うなづきを入れながら、相談者の顔から目線を外さずに(目だけでなく、むしろ鼻中心で)、真摯な態度で相談者に向き合い、相談者の気持ちを感じ取ることに集中して、しっかりと話を聞くこと。(今日もできていなかった=腕組みはする、肘をつく、上から目線など)

3.カウンセラーとしての見立て、戦略、方策は後半の口頭試問の時に簡潔明瞭に応えれば良い。前半の面接時に相談者に方策の提案をすることは厳禁。これを話しだすと悪い癖が出て一方的に喋り続けて相談者が話せなくなるため。

4.面接時、対策を考えるために聞いておきたいことの質問や、相談者が考えつかない対策を教えてあげようとか、気づかせようと相談者に話したくなった時の防止対策。大きく息を吐きながらいいたい言葉も黙って吐き出して、沈黙で間とる

5.20分間の時間管理が上手くできていない。最初の15分は、傾聴技法で相談者とのラポール形成にかける。残り5分で、相談者の問題・課題を要約し確認合意をとり、目標(解決ゴール)の確認し、次回の予約の了承をとったり無理のない範囲での宿題の相談などをしてみる。

6.面接時に失敗したこと、失敗かなと不安なところがあったら、口頭試問の改善点の質問(必ずある)で答えればよい。その他、口頭試問の回答が、全体的に長くて、分かりにくい。キーワード(自己理解、仕事理解、コミュニケーション・スキル、思考の枠組み、歪みなど)をうまく使って簡潔明瞭にまとめること。