プロ野球、CS第1ステージ・3日目

ヤクルトVS巨人の第3戦はヤクルトの投手力の差、特に若手投手陣の活躍がヤクルトに勝利をもたらした。昔のテレビ、ラジオのスポーツ・アナウンサーがよく使った言葉に「外連味(けれんみ)のない〜」という言い回しがあった。恐らく昔のアナウンサーが今日の放送をしたなら、ヤクルトの先発、赤川投手に対してこの言葉、「外連味のないピッチング」という表現を使ったに違いない。いわば、ごまかしのない、真っ向から勝負に向かっていく若者らしい純真さ、その小気味よさに好感が持てた。ここ一番の勝負時に彼はベテランのキャッチャーの出したサインに首を振った。そして投げたボールは真直ぐ、直球で勝負し、見事に三振を奪った。自信を持って投げたボールで巨人の打者を倒した。ヤクルト7回のピンチで赤川に代わって登場した中継ぎの押本投手、抑えの村本投手と最高のピッチングを見せて強力な巨人打線を見事に抑え、決勝進出を果たした。ヤクルトの小川監督に魅力を感じた。宮本主将をはじめベテランの選手たちのリーダーシップも垣間見られた。すばらしいチームだ。今夜から私は、セ・リーグはヤクルトファン、パ・リーグは西武ファンを宣言する。共に今季の両リーグのクライマックス・シリーズを勝ち抜いたチームである。さしあたっては、各リーグの第2ステージで両チームがすでに1勝のアドバンテージを持った今季の優勝チーム、中日、ソフトバンクに勝利し、日本シリーズで直接対決となる私のシナリオが実現するよう期待したい。