気功法からの発見

気功法に興味をおぼえ、2冊ほど図書館で借りてきて、変わったタイトルの本の方を1冊読んで見た。気功法についてはさっぱりわからなかったが、冒頭から、自分のことを書かれているのではないかと思うほど、頭をカツンと殴られた感じで、興味深く読めた。筆者は、「幸せ」=「心の安定と安心を得られた時の状態」と定義する。その上で、幸せになるためには、自分のことが大好きになって、「そのままの自分でいいんだ!あるがままの自分でいいんだ!」と心から自然に思えるようになることが大切だという。
幸せになりたい!と強く願っている人の多くは、「自分を変えたい!」「自分を成長させたい!」と思い、自己啓発をしたり、心理学やスピリチュアルな世界を学んだりします。(まさにその通り!いまの自分もそうです)しかし、「自分を変えたり、成長させたりすること」=「幸せ」ではないのです、と筆者は言う。自分を愛して、自分を大好きになって、あるがままの自然体で、人生を「楽しみの旅」にしていきたいと思っている人、自分の人生を、自分で選べるようになる、すなわち、誰かに依存することなく、自立して生きられることこそ、幸せを感じるために一番大切なことだという。いま、「私は幸せではない」という思考を持ち続けている限り、いいかえると、「幸せを追いかける」ことが大事だと思っている思考からは、これからも「幸せを追いかけ続ける」人生が創造されていく、これでは、いつまでたっても幸せを感じられない。すでにいまある幸せを感じることで生まれる思考からは、幸せを感じられる人生が創造されていく、というのだ。そもそも、幸せは「思考で考えるもの」ではなく、「体で感じるもの」という言葉に目からウロコでした。