映画「人間の條件」を観る(2)

一昨日、昨日と続けて映画「人間の條件」(原作:五味川純平、監督:小林正樹、主演:仲代達矢)の第三部、第四部を観た。第二部の最後に赤紙と言われた軍隊への召集令状を渡された主人公、梶は、中国人捕虜たちの労務管理の職場を離れ、第一線の軍隊生活に入った。第三部では、新兵と言われた入隊まもない新人の兵隊として、第四部では新兵達を指導する上等兵として、古兵(古参兵)たちのさまざまないじめの仕打ちを受ける。そして国境線でのロシア軍との戦争で同じ部隊の多くの部下と古参兵が殺されていく中、必死になって戦い、生き残る。主人公の「何が何でも俺は生き残るぞ」という生きることへの強い執念が奇跡的に彼の命を守ってくれたのだろう。肉体的にも精神的にも、人間としての限界レベルの忍耐力と持久力が要求される軍隊生活が描かれた。さまざまな出会いと別れの連続、そんな軍隊生活の中で、「会いたいと思う人とは、必ずまた会える」という主人公のセリフが心に響いた。
本日のジムは、48分、7.5kmノランニングでした。