試練の始まり

エンカウンター・グループに参加して、これからは自分のコミュニケーションスタイルを変えたいと思った。まずは、人の話を最後までしっかり聴くこと。そして、自分の意見を言う時に、論理だてて話そうと頭で考え過ぎないこと、一度にあれもこれも話そうと欲張らないこと、自分の気持ちを大事にして素直に伝えてみること。
早速、昨日試練の時が来た。姉から久しぶりに電話があった。亡母の新盆供養について、怒りと涙交じりで一方的に激しい言葉を立て続けに浴びせられた。とても最後まで黙って聴いてなどいられなかった。今回ばかりはいつものように論理だてて話そうなんて余裕はなかった。真剣になって、あれもこれも話そうなんていう意欲もわいて来なかった。高ぶった気持ちは、乱暴で短い言葉となって吐き出された。コミュニケーションは何とも難しく、思ったからと言って、簡単に身につくものではないようである。