ありがとう、なでしこジャパン!

午前3時過ぎに起きて、決勝戦開幕のセレモニーからテレビ観戦した。試合開始後しばらくはアメリカペースの試合展開で、さすがに力の差を認めざるを得なかった。前半を0−0で終了できたことは上出来というよりラッキーだった。後半、先制したのはやはりアメリカで、もはやこれまでかと思った。それが、12分後に同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。ここまで戦えたのだから、言うことはないと思った。しかし、延長戦の前半、やはり先制したのはアメリカで、もはや力尽きたと思いきや、後半にキャプテン沢選手が決めてくれた。奇蹟が起こったと思った。そしてPK戦となり、日本人キーパーの見事なディフェンスでなでしこジャパンは、女子ワールドカップ優勝・見事に世界一を遂げた。
大和なでしことは、日本人女性の凛とし、清らかな美しさをたたえる言葉である。日本文化が育んだ、日本女性のものごとを丁寧に味わうこころと立居振舞い、といってもいい。触角、視覚、聴覚、嗅覚、味覚の五感とイメージ力、感受性が磨かれた選手たちが、日ごろの練習で培った精神力、鍛えた技とコミュニケーション力、それらが全部結集し、監督、コーチ、選手全員が最後の最後まで試合を諦めず、楽しんだ結果、見事に女子ワールドカップ優勝、世界一を成し遂げた。
おめでとう、なでしこジャパン!日本人だけでなく、世界の人々に夢と希望を与えてくれました。ありがとう、なでしこジャパン!日本の誇りです。