時代の寵児、ジャーナリスト池上彰

テレビの3時間スペシャル番組「池上彰学べるニュース」を見た。
東日本大震災後の福島原発事故をめぐりさまざまな問題や疑問、今後の課題が取り立たされている。
発電所の事故の経緯や、基礎知識のおさらいをしながら、われわれが持つさまざまな疑問に対して、
わかりやすく解説してくれた。池上さんの解説の素晴らしさは、第1には、取り上げるポイント、
つまり一般の人が「何を一番知りたがっているか」を的確にとらえている点、見通す力であろう。
そして、第2には知りたがっている点について、順序正しく、論理的に、わかりやすく噛み砕いて
解説してくれる点、コミュニーション能力ではないかと思う。
第3には、生番組で視聴者の質問にわかりやすく伝えようとする、熱心な姿勢が伝わってくる点、熱意である。
私は、池上さんがNHKで「週刊こどもニュース」の番組のキャスターを担当していた時代からの
ファンである。ここ2年ほどは、民放各社からニュース解説番組で引っ張りだこの状態、出版も爆発的だ。
本来3月一杯でテレビ番組出演を一切休止すると宣言していたが、大地震で延期になったそうだ。
時代の寵児、すばらしきジャーナリスト、池上彰が熱い。