いか大根で熱燗を味わう

仕事を終えて、「これから帰ります、今日もジムに行こうかな」と携帯からカエルメール。
まもなく妻から「今晩のおかずは、いか大根の煮物です」との返信が届く。
「それでは、晩酌は熱燗の日本酒ですね」と即返事を送る。
帰宅して、いつもならスポーツバックにタオルと着替えを詰め込みジムに直行するのだが、
今夜ばかりはスーパーで一番安い日本酒の２Ｌパックを１本買いこんでバッグに詰めてからジムに。
ロッカールームでスポーツウェアに着替えて運動する予定を急遽変更し、今夜はサウナ風呂へ直行。
風呂上がりに３０分ばかりマッサージ機にかかって我が家の食卓へとまっしぐら。
酒パックのセロハンをはがし、注ぎ口のリングをはずし、慌てずにといいきかせながら茶碗に酒をつぐ。
電子レンジで「チン！」熱燗のでき上がり。
たっぷりと味のしみ込んだ大根と適度にやわらかく煮込まれたイカを熱燗で味わう。
週末の晩の至福のひとときである。それにしてもこのところ朝、晩の食卓がシンプルというか質素に
なった気がする。これも大地震の余波のせいだろうか。