情報公開で適切な対策を望む

昨晩は静岡東部で震度6強、本日午後1時には、千葉県東方沖を震源地とする震度5弱の
地震があった。依然として余震は引っ切り無しに続いている。
今日の午後、東京は北風が強く寒かった。被災地では雪が降っているところも多いという。
悲しみと不安を抱え、厳しい寒さの中で、被災者はどんな思いでいるのだろうか。
私にとっていまもっとも大きな不安は福島原子力発電所事故の今後の拡大である。
テレビでは連日、何号機で事故が起こり、発電所付近の放射能濃度の観測値が何シーベルトだとか、
発電所から半径何kmまでの周辺住民は避難するようにとの指示など現時点での伝達事項のみが
報道されるだけで、発電所で何が起こっているのか、原発作業員の方々がどのように事故処理、対策を
行ってくれているのかなどは一切伝えられず、周辺住民も一般国民も想像で不安が拡大するばかりだ。
学者、専門家からも東京電力と国に対して、情報開示を要求する声が強く出されている。
その一方で、インターネットからは、デマ情報や誤った情報が流れているという。
国と東京電力には、国民が誤った情報に振り回されてパニックに陥ることのないよう、国民を信頼し、
正しくわかりやすい情報を国民に伝え、適切な対策がタイムリーに実施されるよう努力してもらいたい。