エンカウンター・グループの振り返り

筑波山のふもとにあるホテル「いこいの里」での3泊4日の合宿研修「エンカウンター・グループ」が終わって自宅に帰ってきた。今回の合宿研修で一番大きな収穫は、自分のコミュニケーションの取り方について、目からウロコの思わぬ気づきが得られたことです。人からよく、私が話を聞いていない、と言われる原因がどこにあったのかを発見できました。人からよく、私の話は長い、と言われる原因がどこにあったのかもしっかりとつかめました。いづれも、今回一緒に参加した男性参加者の方々から教えていただきました。そして、ファシリテーターの方からは、セッションを通じて、人が自分に対して、何か話をしてくれた時は、まずは話しをしてくれた相手に何らかのレスポンス(反応・返事)を返すことが重要であることを何度も繰り返し、丁寧に教えていただきました。考えがまとまらないとか、ちゃんとした意見をその場で返せないからということで、黙ってしまうのではなく、相手の方が自分に向かって、自分のために話をしてくれたことに対する感謝なり、話を聞いた時に感じた素直な気持ちだけでもいいから、まずは相手に対して返事を返すことの大切さをしみじみと実感しました。他にも、人間関係で人にお世話になることに必要以上の負担を感じてしまい、関係を断ってしまったり、おつきあいを止めてしまう(時には逃げ出してしまう)ことなど、自分だけ特別と思っていた考えや行動をとる人が他にもいることを発見したり、相手の人は、本人が心配するようなことなどまったく考えていないことが多かったりする、ということなどもわかった。人間関係の基本は、「人と自分は違う」ということ、だから、一つの考えでも、自分と相手は同じではない、言い換えれば、自分の考えは人と違っていてもいい(当たり前)、そして、相手も自分と違っていてもいいことを認めて、人と接し、向き合うことが大切である、このことをあらためて肝に銘じ、今回の研修の振り返りとしたい。
最後になりましたが、ファシリテータのお二人と、参加者のみなさんに心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。